2024/12/07 16:49
11月の中旬に札幌市中央区南5条西3丁目のすすきのにあるBar CIAGA様にて壁画(ミューラルアート)を制作いたしました。
制作工程とともにご紹介したいと思います。
ラフ制作
最初にラフを制作しました。
いきなり反省の弁ですが、自分の作風としては具象よりか抽象的な表現のため、実際の完成とは少し印象が違ってしまったので、もう少し完成近づけられればといったところがありました。
ただ、今回はご依頼いただいたCIAGAさんのオーナーさんのご好意により、自分の作風を十分考慮していただいた上で制作に同意いただきました。(もう少しラフの制作の時間と完成度を上げることが個人的な課題かと思っています。)
施工前
施工前の壁です。
前店舗ではグレーの塗料が塗られており、一部塗装も剥がれているような形だったので、うまくその部分もカバーできるような、綺麗な仕上がりになるようにしたいなと思いました。
※今回、塗装前にシーラーを塗ることも考えましたが、全面の塗装ではなかったこと。日光が当たる環境でもない為や、今回は仕上げ日数もかかることもあったので使いませんでした。
簡単にラフで大枠を決めていきます。
ラフをしたものから重ねて色を入れていきます。
こちらは『CIAGA』さんの文字をなんとなく入れてみました。工程的に実は大事なところだったのと、ちょっと時間帯的にも押していたこともあり、実のところ焦って制作していました。
1日目の工程も終わり、ざっくり大枠のレイアウトが終わりました。本来、もう少し進められるかと思いましたが、時間の兼ね合いもあり1日目は終了です。
2日目(最終日)です。
1日目の反省も踏まえたりしたことや、課題感も日を置いたことで見えてきたので色の配置も勢いよく進めることができました。
今回、ご依頼いただいた方の愛犬もセットで付け足しました。あまり作品としては多くありませんが、具象のものイケるかも?(ただ、日頃のデッサンなどが非常に重要だと思います。)
養生などもとり、完成しました。
ご依頼いただいた方の奥様がゴールド系の色が好きとのことで、ゴールドを強調したりしました。
壁の制作はアートとは少し違い、素材の乾燥や時間配分、そして若干、正確性が求められるため、デザイン的な要素も必要になってきます。
また壁面で描く人のプロセスはそれぞれ違うかもしれませんが、今回もいい経験をさせていただきました。
もちろん、ご依頼いただいたCIAGAさんにも大変喜んでいただきました。
ありがとうございました。
今度、プライベートで飲みにいきたいと思います。